マイナー志向映画紹介UKロック+αライブレポートGALLERYNEWSLINKお問合せABOUT ME

TOP > マイナー志向映画紹介 > 「アンジェラ」

映画「アンジェラ」リュック・ベッソンの6年ぶりの監督作という割には本国ではすこぶる酷評された本作。
でも予告編の印象は「男性もハマれる少女漫画」みたいなスタイリッシュな絵作りで、村上春樹的に言えば決して「やれやれ」といった感じではなく、むしろ「悪くない」映画。
なので、とりあえずWOWOWにて観賞してみました:

「アンジェラ」(ANGEL-A)

一儲けするつもりでアメリカからパリに渡ってきたというのに、多額の借金に追われ大ピンチのアンドレ(ジャメル・ドゥブーズ)。 借金取りに「48時間以内に金を返さなければ命はない」と宣告され、アレクサンドル三世橋からセーヌ川に身投げするしかないと決意。ところが突然、長身・金髪の謎の美女アンジェラ(リー・ラスムッセン)が橋に現れ、先に川へ飛び込んでしまう。アンドレは彼女を助けるべく、とっさに川に飛び込むが・・・。

いわゆる「自分に自信が持てない“だめんず”と、そんな男を優しく見守る母性的な美女」という、青年コミックご愛好の男性が好きそうなパターン。「バッファロー’66」のヴィンセント・ギャロとクリスチーナ・リッチ、はたまた「銀河鉄道999」の鉄郎とメーテルと同じような構図でしょうか?
この手のストーリーは私も嫌いではないのですが、ちょっと惜しい仕上がりでした。
画的な世界観は雰囲気もあり好きですが、この監督、なんとなく「漫画は読むけど本は読まない人」みたいな感性で、時間の経過と共に物語の展開がだんだん陳腐になっていく悪いクセがあるような?

オススメしたいのは以下の方:
1.大人のファンタジー的なストーリーは嫌いじゃない人
2.映像センスの良い映画であればストーリーは凡庸でもOKという人
3.ロリータ系の可愛いコよりも、長身・大柄の欧米的な美女に萌えという男性
4.人生の袋小路にハマってヘコみ気味な日々なので、ダメな主人公に自分を投影したい気分の人

逆に以下の人は観ないことをオススメします:
1.リュック・ベッソンは「サブウェイ」「ニキータ」は最高だったけど、ハリウッドに魂を売ってからの作品ってどうよって思う人
2.“スーパーモデルの美女“でも、ヒロインは自分好みでないとキツイという男性
3.“だめんず”が主人公の物語にはイライラしてしまう狭量な、もとい男の弱さにやや手厳しい女性

同じ主題とストーリーのままでも、「髪結いの亭主」のパトリス・ルコント監督が作ったら、かなりの傑作になっていたかもしれません。でもその場合、美女役にはヴァネッサ・パラディやシャルロット・ゲンズブールあたりのフレンチ・ロリータが起用されそうで嬉しい代わりに、主人公はサエない中年男性になってしまいそうですが!

ちなみに私はオススメポイントの「1」「2」が該当しつつ、オススメできないポイントの「1」にも該当。
長編デビュー作の「サブウェイ」が、リュック・ベッソン監督作では今でもイチオシです。

映画はモノクロでしたが、「アンジェラ」のイメージは「空の色」という感じでしたので、イラストはブルー系でまとめてみました。




この記事のトラックバックURL : http://sketches.blog93.fc2.com/tb.php/95-463ddb48

ABOUT THIS SITE

文・イラスト:RAY
「RAY's Favorites」は自作イラスト付で、とっておきの音楽や映画との出逢いを 綴っていくサイトです。
”こんな人にオススメ”とピックアップした条件に該当した方は、ちょっとそのCDや映画をチェックしてみて下さい。
RAYについて詳しくはこちら

ARTICLES & SITE MAP

  • 全記事一覧

RECENT ENTRY & COMMENT

RECENT TRACKBACK

ATTENTION

※本サイトにて使用している文章・画像等の無断での複製・転載は一切禁じております。掲載イラストの著作権は本サイト管理人RAYに帰属します。