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TOP > マイナー志向映画紹介 > 「ブロークン・フラワーズ」

ブロークン・フラワーズ先日、表参道を歩いていたら見知らぬ人に声をかけられました。 推定年齢45歳位、最新モードな装いの女性が名刺を差し出してきて

「あたくしインテリアの会社を立ち上げて、ワールドワイドなビジネスでね、インストラクトして下さる女性スタッフを探しているんですよ」

カタカナを駆使したトークはキャバ嬢の笑顔よりも信用できません。
話が長くなりそうだったのでこう言ってみたら解放されました。 「すみません、こう見えて私も会社の社長やってるんですよ」

詐欺トークには詐欺トークで返すってことで!
なんだかジャームッシュの映画みたいな噛み合わない会話でした。ということで、新作を紹介します:

「ブロークン・フラワーズ」(Broken Flowers)

IT事業で一儲けした独身中年男、ドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)。家庭を築く気も見せず、優柔不断でヘタレな彼は、恋人シェリー(ジュリー・デルピー)に愛想を尽かされ去られてしまい。
そんな彼の元に届いた差出人不明の一通のピンクの手紙。そこに赤い字で書かれていた衝撃の事実とは・・・「あなたと別れて20年。実はあなたの子を産んでいました。息子は19歳です」!
お節介な隣人ウィンストンにせっつかれ、かつてのモテ男、ドンはピンクの手紙の差出人と実在するか分からない「息子」を探し求めて、当時の元カノ達を訪ねる旅に出るが・・・。

まあ、いかにもジャームッシュ作品。オススメしたい人は:
1.ジャームッシュ作品は必ず観ることにしている人
2.あのゆるさとまったりさが無条件に好きな人
3.ビル・マーレイのトボけた表情がお茶目でツボな人
4.ああ、やっぱりロードムービー観ちゃいますって人
5.「自分の歩いてきた道を振り返る今日この頃」な気分の人

逆に以下の人は観ないことをオススメします:
1.ジャームッシュ作品は本作が初めてな人(やめときましょう)
2.物語にメリハリや結末をきっちり求めたい人
3.ビル・マーレイってショボイじゃん、どこが魅力よ?って思う人

そこそこいつも通りの魅力はあったのですが、ちょっとだけ物足りなかったかな?
当時の元カノ達はシャロン・ストーン、ジェシカ・ラングなど、これまた迫力ある女優陣だしなかなかでしたが、正直、ビル・マーレイの演技は「ロスト・イン・トランスレーション」とかぶって、ややデジャヴな印象も否めません。
余談ですが、お節介な隣人役はいっそジャームッシュ映画常連のベニーニが適役だったような気もします。

とはいえ、上のオススメポイントがHITする方はとりあえず観てみて下さい!




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