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TOP > UKロック+α > The Smiths ”The Queen is Dead”

The Smiths映画を紹介するとオススメした旧作をレンタルして観て下さる方がいて、ちょっと嬉しかったりします。
なので映画と同じように音楽も旧譜を紹介してみようかと。

The Smiths "The Queen is Dead"

82年〜87年のたった5年の間に4枚のオリジナルアルバムを残したマンチェスター出身の4人組。Oasis、Radiohead、Suedeなど、90年代UK Rockの代表的なバンド達に影響を与えたことで有名ですので、名前だけは知っているという方も多いでしょう。
私も知った時には既に解散後で過去のバンドでしたが、初めて聴いた時の刺さり方は、村上春樹的に言えば「そのメロディーはいつものように僕を混乱させた。 いや、いつもとは比べものにならないくらい、激しく僕を混乱させ揺り動かした」という感じ。

スミスの魅力はなんと言っても、モリッシーの文学青年的な繊細で自虐的で哀感のある歌詞と歌声に、ジョニー・マーの美しく、それでいてソリッドで攻撃的なギターというアンバランスさ。
メロディはどこまでも美しくキャッチーです。
4枚のアルバム、どれも珠玉の名盤ですが初めて聴く人にはこの”The Queen is Dead”がオススメ。
"Bigmouth Strikes Again""Boy With the Thorn in His Side"といったシングルヒットも含み、非常に聴きやすい。Radioheadの”The Bends”やColdplayの1stアルバムあたりが好きな人にはストライクでしょう。

歌詞はどれも時には辛辣、時にはナイーヴ。
私が特に好きなのは9曲目の"There Is a Light That Never Goes Out"
この中で「二階建てバスに追突されても、君と一緒なら最高に幸せ」って歌詞が出てきて、こういう愚かしいくらいのピュアな感性が大好きです。

ジョニー・マーのギターは透明感があり、一方で内なる狂気といったある種、パンクに近いものがあります。私の中では三大ギタリストと言えば:
ジョニー・マー、ジョン・スクワイア(Stone Roses)、ジ・エッジ(U2)

ちなみに「本来は守備範囲外だけど、意外と刺さってしまった三大ギタリスト」は:
1.スラッシュ(ああ、ガンズですよ!) 2.ロバート・フリップ(キング・クリムゾン) 3.パット・メセニー
プログレは、まるで鉄人シェフの店で、ややこしいけどどこがおいしいかよく分からんメニューを見た時みたいな心情になるので苦手ですが、クリムゾンは別格です。
パット・メセニーは、まるで水彩画みたいな透んだ音に心惹かれます。

イラストはモリッシーとジョニー・マーを描いてみました。
スミスは意外と情熱を内に秘めたサウンドなんで、イメージは赤です。




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文・イラスト:RAY
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