
右脳的には好きなテイストなのに、左脳的には釈然としない思いが観賞後に残る・・・そんな映画がたまにあります。
わかりやすく言うと、その映画のファッション、音楽、映像センスには強く惹かれるのに、昨中の人物描写、志向、主題にどうも共感できないというか、「なんだかノレない」映画。
「ロスト・イン・トランスレーション」は120%ストライクだったのに、同監督(ソフィア・コッポラ)のこのデビュー作は、私にとっては前述のようなモヤモヤした思いが残った作品でした。
が、BSで放映していたので、久々に再観賞してみました:
「ヴァージン・スーサイズ」(The Virgin Suicides)
1970年代のミシガン州。
生真面目な教師、リスボン氏と厳格な妻の間には13歳〜17歳までの5人の娘達がいた。
皆、清楚で綺麗なブロンドの長い髪をした美しい5人姉妹は、近所の少年達の憧れの的であった。 そんな中、ヘビトンボが街を覆い尽くした6月に、末妹のセシリアが自殺未遂騒動を起こし・・・。
数日後に再び自殺を図り亡くなってしまうセシリア。彼女の死を契機に一家の歯車が少しずつ狂い始め、やがて四女ラックス(キルスティン・ダンスト)がある事件を起こし・・・。
本作はこんな方にオススメ:
1.「17歳のカルテ」なんかにハマった人
2.
「エコール」のように、少女の危うさと、”無垢な官能”(なんだ、それ?)を描いた作品に惹かれる人
3.本はあまり読まないけど、物語性の高い少女マンガはよく読む人
4.心の奥では他人から「理解されたい」「愛されたい」気持ちが人一倍強い人
5.「こうしたい、こうだったらいいのに」という気持ちばかりで、他人の目に映る自分が気になり、なかなか行動を起こせない人
6.キルスティン・ダンストのややbxxchなトコに萌え・・・という男性
7.岩井俊二監督の「花とアリス」のような、白と淡いピンクで画面を包んだような映像が刺さる人
8.10代の頃は確かに、言いようのない息苦しさがあったなぁと思う人
9.ガーリーなファッションやインテリアが大好物な人
10.サントラの良い映画はそれだけで採点が甘くなってしまう人
私は「9」「10」が該当。
ガーリーなファッションですが・・・なぜか、ブログを読んで下さっている方に、ショートヘアで常にパンツスーツでも着用していそうな、男前な女性像を想像されることが多いのですが、残念ながら真逆です。
髪も長めで、ガーリーなチェックのミニスカとか、いまだに履いてしまいますし。
「8」もやや該当ですが、10代の鬱屈とした感情を描いた映画は、主人公が「世の中の大半の人はビッグ・マックとナイキで満足なのよっ。でもあたしは違うの!」と言い放つ
「ゴーストワールド」の方が120%共感しました。
本作は映像とサントラのセンスは卓越していましたが、人物描写や志向にどこか少女マンガ的、“私立の名門女子高ワールド”的な印象を受けてしまい、そこが釈然としない後味になった理由かもしれません。
でもサントラは10CCの”I’m Not In Love”、ギルバート・オサリバンの”Alone Again”など名曲満載!
特にこの曲が素敵です →
Air - Playground Loveイラストは姉妹の制服姿を描いてみました。寂しそうに振り向いているのがキルスティン・ダンストです。
僕もBSでの放送で久しぶりに見ようと思いつつ、睡魔に襲われ断念しました。
…とは言うものの、僕はこの作品が大好きなんです。
ソフィア・コッポラ監督作の中では断トツに好きですね。
あのガーリーな雰囲気と映像がたまらなくツボでした。
逆に『ロスト・イン・トランスレーション』はRAYさんとは真逆の発想で、
あんまり印象が残っていないんですよね。
今回は1.3.7.が特に該当しました。2.4.5.9.も若干、該当するような。
基本、明るい暗いに関係なく10代の若者の青春を描く作品は好きなので。
『ゴーストワールド』の世界観も好きで、よくあの結末について友人と語りましたね。
>ショートヘアで常にパンツスーツでも着用していそうな
↑はい。僕のRAYさん像はずばりコレに近かったです。笑
僕の中でのRAYさんはサバサバとしたキャリアウーマン的なイメージがありますね。
それでいて同性には群れない、人には媚びない、
己を信じて我が道を行く(いい意味での)一匹狼的なイメージもあります。