”The Bends”の記事で予告通り、10/4(土)、Bendsのツアー以来
10年ちょっとぶりでRadioheadのライヴを観てきました。
近頃、仕事のストレスがピークでしたので、我が家の相方からの「このタイミングでRadiohead聴くのって、よりブルーにならない?」という暴言にも、
“Definitely, maybe”(「たしかに!いや、そうかな?」)と思わずOasisのアルバムタイトルみたいな答えをしてしまう日々でしたが、「今」のRadioheadの音を体感したくて、行ってきました。
さいたま新都心に着いたのが開場よりちょっと前のPM3:10。
ここで予想外の大事件が! 疲れていたのか・・・うっかりトイレの洗面台に携帯を落としてしまい、水道水に打たれた携帯はご臨終。
液晶画面も真っ白になり一切不通に!
友人とは現地待ち合わせで、着いたら携帯に電話する約束だったのに、これでは連絡も取れず。
これで逢えなかったらB.G.M.は "Where I End And You Begin"で、逢えた場合は"Lucky"か?・・・などとつまらないことを考えながら、整理番号順にブロック分けされた並び場所に向かったら・・・アッサリ逢えました。
"No Surprises"ではなく、"So Surprise"なスタートとなりましたが、いざ会場へ。
アリーナだったので、当然スタンディング。エド側のかなり前の方のポジションを確保しました。
周囲を見回すと、80年代前半生まれと推定される男女が大半。ここで、うっすらと不吉な予感がしました。
先日の
ポール・ウェラーのライヴでは30代・40代中心だったので、速攻で皆さん、息切れしてくれましたが、この客層だとパワー全開で押してくるのでは?いや、でもRadioheadのライヴだから大丈夫よね?
・・・という読みは、甘かったようです。
本業ではユーザーの動向予測と世代分析が専門分野なのに、今日はことごとくハズしまりで。
はい、オープニングの”15 Step”が始まるやいなや、一気にみんな押してきて地獄絵に。
このままでは息絶える、ムリっ!と思い、急いで脇の後ろの方まで逃げて戦線離脱。
哀しいことに、この「逃走」に時間を取られ"15 Step"はまったく聴けずに終わりました。
が、続いて"There There"、"The National Anthem"と演ってくれて、やっと「生で今、Radioheadの音を体感している」という実感が湧いてきました。
“In Rainbows”のツアーなので、当然、新譜の曲中心ですが、このアルバムはCDで聴くと綺麗にまとまりすぎかなと感じる曲が多かったのに、ライヴではドライヴ感を感じさせてくれて演奏の出来も秀逸。
一方で、期待していた“OK”からの曲などの方が、しっくり来ないアレンジのものもあったり。
残念ながら“Bends”からは聴きたかった"Fake Plastic Trees"、"My Iron Lung"、
"Planet Telex"も演らず、"Street Spirit"のみのセレクト。
それでもこの曲を生で聴けただけでも来た甲斐がありました。
→ こちらの曲です:
Radiohead - Street Spiritただ本音を言うと、気持ちの上で少しだけ距離を感じてしまったライヴでもありました。
バンドの演奏はどの曲も完成度が高く素晴らしいライヴアクトでしたが、一方で、一部オーディエンスのマナーの悪さが気になってしまったからかもしれません。
或いは聴きたかった曲がたまたまセットリスト(※下部ご参照)から外れていることが多い日だったからか。
村上春樹の小説のようにパラレルワールドが同時進行していて、私は「Radioheadのライヴを楽しみハジける人達とステージ上のRadiohead」がいる世界を、もう一つの世界からぼんやりと懐かしそうな眼差しで眺めている。
・・・なんだかそんな錯覚に陥った2時間20分でした。
それでも、やっぱり今のRadioheadをこの目で確かめることができたことは感慨深いです。
イラストは通算7枚目のトム・ヨーク。もう最多モデル賞を差し上げたいです。
ライヴではブルーのライトがとても綺麗で、トムが青くたたずんで見えたのが印象的で心に残ったので、絵にしてみました。写真を撮らなくてもイメージが心にしっかり刻まれた土曜でした。
<Radioheadに関するその他の過去記事>★Thom Yorke ”The Erasure”★Radiohead ”Pablo Honey”★Radiohead ”OK Computer”★RadioheadよりArctic Monkeysな気分でリニューアル!★Radiohead ”In Rainbows”★Radiohead ”The Bends”<10/4 Radiohead@さいたまスーパーアリーナ セットリスト>
1. 15 Step
2. There There
3. The National Anthem
4. Lucky
5. All I Need
6. Nude
7. Where I End And You Begin
8. The Gloaming
9. Weird Fishes / Arpeggi
10.Videotape
11.Talk Show Host
12.Faust Arp
13.Jigsaw Falling Into Place
14.Idioteque
15.Climbing Up The Walls
16.Exit Music (For A Film)
17.Bodysnatchers
<アンコール1>
1. House Of Cards
2. Bangers N' Mash
3. Paranoid Android
4. Dollars And Cents
5. Street Spirit
<アンコール2>
1. Cymbal Rush
2. Reckoner
3. Everything In Its Right Place
>"No Surprises"ではなく、"So Surprise"
というような曲名を交えた知的なギャグに笑わさせていただきましたw
そしてトム・ヨークのイラスト!いつにも増して繊細な感じですね。そのイラストからもライヴの様子が伝わってきました。
>一部オーディエンスのマナーの悪さ
自分もサマソニのときにも感じましたが、悲しいですよね。ましてやレディオ・ヘッドのライヴとなるとなんだか悲しさ倍増です。。