
"it wears me out, it wears me out"
(それって僕を疲れさせて、消耗させるんだよね)
仕事中、この"Fake Plastic Trees"のフレーズが頭の中に流れることの多い今日この頃。
外資系企業に勤めてかなりの年数が経ちますが、マーケティングなんて仕事に絡む人には、フシギな言語感覚の方が揃い踏みです。
たとえば日本人しかいない打ち合わせで「このプロモのエフィシエンシーがぁ」とか「僕もそれにはアグリーだ」とか、不必要にカタカナ英単語が飛び交ったり。
「同意」と言えば済む場面で、"agree(アグリー)"なんて言いたがる言語センスは正直、"Ugly(アグリー)"だ!・・・とつまらないツッコミをしたくなるのは私だけでしょうか?(※ugly=「見苦しい」という意味)
ということで、最近の脳内ヘヴィー・ローテーション"Fake Plastic Trees"が収録された、このアルバムを紹介します。来日も間近ですので、今回はRadiohead予習編です:
Radiohead ”The Bends”
95年発売の2ndアルバム。 デビュー盤"Pablo Honey"のいかにもインディーなUKギターロックといった趣から一気に脱却して、キャッチーな美メロ満載、気持ち良いくらいにギター音が炸裂し、UKを代表するバンドへと変貌を遂げた1枚。このアルバムはこんな方にオススメです:
1.初期の作品はノーチェックで、"Kid A"以降にRadioheadにハマったU-25世代
2.トム・ヨークのソロアルバムを聴いた時に「おいおい、ちょっとエレクトロニカ過ぎないか?ギターを弾けっ、ギターを!」と思ってしまった方
→ 本作はトリプル・ギターの本領発揮です!
3.ジェフ・バックリィの"Grace"が好きなアルバム10選に入る人
4.Joy DivisionよりもNew Orderの方が
、R.E.M.よりも
スミスの方がより好きな方
5.95年当時、「
Oasis 対
blur」論争でハシャぐマスメディアを完全にスルーして、独自のポジションをしっかり築いたRadioheadの大物ぶりを、音で体感したい人
6.キラキラと煌くようなギター・サウンドと、意外と厚い音がストライクな人
7.ここだけの話、最近のRadioheadにはいまひとつピンと来ない方
8.Radioheadを聴くと気分が暗くなる、どうも好きになれない・・・というアンチ・Radioheadの方
→ このアルバムはレディヘ史上、もっとも気分が”アガる”アルバムです
"The Bends"はマイナーコードよりもメジャー・コードの曲の方が多く、全体的にカラフルで明るめのサウンドで彩られているにもかかわらず、
「これが僕達の新曲。大して前のと変わらないだろ?」("My Iron Lung")だとか、
「15階から身を乗り出して、僕の同情を得ようなんて思うなよ」("Just")だとか、
詞はどれも極めてシニカルです。
その中でもとりわけ詞も含めて一番好きなのが"Fake Plastic Trees"。
こちらから聴けます →
Radiohead - Fake Plastic Trees余談ですが、「来月はRadioheadのライヴだよ」と相方に自慢すると「ああ、ミサね。トム・ヨークの信者達によろしく!」と暴言が。(←説教部屋行きですね)
さらに「Radioheadは毎回セットリストが違うけど、"Creep"は滅多にやらないの。」と言うと「皆、どうせ"Creep"しか聴きたくないんだから、素直に"Creep"演っとけばいいじゃん。」などと、あなた、ノエルですか?と聞きたくなるような発言も。
そんな彼でも"The Bends"は結構、気に入っていたります。
イラストは通算6枚目のトム・ヨーク。
前回の天然色リアムとは真逆を行く、透明感のある淡い感じに描いてみました。
<Radioheadに関するその他の過去記事>★Thom Yorke ”The Erasure”★Radiohead ”Pablo Honey”★Radiohead ”OK Computer”★RadioheadよりArctic Monkeysな気分でリニューアル!★Radiohead ”In Rainbows”
トム すごく繊細に描かれていますね。
なんだかんだ言ってどのアルバムもそれぞれ好きなんですが
自分はこの2ndが1番好きなのかなと思います。
“Fake Plastic Trees”はPVも大好きです。
ライヴが近づいてきてドキドキしています。
どんなライヴ・アクトを見せてくれるのか。
"Creep" あのサマソニの感動が甦ってきて。
あの時、あの場所に居れた事を本当に感謝しています。
RAYさんのイラストとライヴ・レビュー 楽しみにしています。