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トム・ヨーク 2008"it wears me out, it wears me out"
(それって僕を疲れさせて、消耗させるんだよね)
仕事中、この"Fake Plastic Trees"のフレーズが頭の中に流れることの多い今日この頃。
外資系企業に勤めてかなりの年数が経ちますが、マーケティングなんて仕事に絡む人には、フシギな言語感覚の方が揃い踏みです。
たとえば日本人しかいない打ち合わせで「このプロモのエフィシエンシーがぁ」とか「僕もそれにはアグリーだ」とか、不必要にカタカナ英単語が飛び交ったり。
「同意」と言えば済む場面で、"agree(アグリー)"なんて言いたがる言語センスは正直、"Ugly(アグリー)"だ!・・・とつまらないツッコミをしたくなるのは私だけでしょうか?(※ugly=「見苦しい」という意味)

ということで、最近の脳内ヘヴィー・ローテーション"Fake Plastic Trees"が収録された、このアルバムを紹介します。来日も間近ですので、今回はRadiohead予習編です:

Radiohead ”The Bends”

95年発売の2ndアルバム。 デビュー盤"Pablo Honey"のいかにもインディーなUKギターロックといった趣から一気に脱却して、キャッチーな美メロ満載、気持ち良いくらいにギター音が炸裂し、UKを代表するバンドへと変貌を遂げた1枚。このアルバムはこんな方にオススメです:

1.初期の作品はノーチェックで、"Kid A"以降にRadioheadにハマったU-25世代
2.トム・ヨークのソロアルバムを聴いた時に「おいおい、ちょっとエレクトロニカ過ぎないか?ギターを弾けっ、ギターを!」と思ってしまった方 
→ 本作はトリプル・ギターの本領発揮です!
3.ジェフ・バックリィの"Grace"が好きなアルバム10選に入る人
4.Joy DivisionよりもNew Orderの方がR.E.M.よりもスミスの方がより好きな方
5.95年当時、「Oasisblur」論争でハシャぐマスメディアを完全にスルーして、独自のポジションをしっかり築いたRadioheadの大物ぶりを、音で体感したい人
6.キラキラと煌くようなギター・サウンドと、意外と厚い音がストライクな人
7.ここだけの話、最近のRadioheadにはいまひとつピンと来ない方
8.Radioheadを聴くと気分が暗くなる、どうも好きになれない・・・というアンチ・Radioheadの方
→ このアルバムはレディヘ史上、もっとも気分が”アガる”アルバムです

"The Bends"はマイナーコードよりもメジャー・コードの曲の方が多く、全体的にカラフルで明るめのサウンドで彩られているにもかかわらず、
「これが僕達の新曲。大して前のと変わらないだろ?」("My Iron Lung")だとか、
「15階から身を乗り出して、僕の同情を得ようなんて思うなよ」("Just")だとか、
詞はどれも極めてシニカルです。
その中でもとりわけ詞も含めて一番好きなのが"Fake Plastic Trees"。
こちらから聴けます → Radiohead - Fake Plastic Trees

余談ですが、「来月はRadioheadのライヴだよ」と相方に自慢すると「ああ、ミサね。トム・ヨークの信者達によろしく!」と暴言が。(←説教部屋行きですね)

さらに「Radioheadは毎回セットリストが違うけど、"Creep"は滅多にやらないの。」と言うと「皆、どうせ"Creep"しか聴きたくないんだから、素直に"Creep"演っとけばいいじゃん。」などと、あなた、ノエルですか?と聞きたくなるような発言も。
そんな彼でも"The Bends"は結構、気に入っていたります。

イラストは通算6枚目のトム・ヨーク。
前回の天然色リアムとは真逆を行く、透明感のある淡い感じに描いてみました。

<Radioheadに関するその他の過去記事>
Thom Yorke ”The Erasure”
Radiohead ”Pablo Honey”
Radiohead ”OK Computer”
RadioheadよりArctic Monkeysな気分でリニューアル!
Radiohead ”In Rainbows”


rei

お邪魔します。
トム すごく繊細に描かれていますね。
なんだかんだ言ってどのアルバムもそれぞれ好きなんですが
自分はこの2ndが1番好きなのかなと思います。
“Fake Plastic Trees”はPVも大好きです。
ライヴが近づいてきてドキドキしています。
どんなライヴ・アクトを見せてくれるのか。
"Creep" あのサマソニの感動が甦ってきて。
あの時、あの場所に居れた事を本当に感謝しています。
RAYさんのイラストとライヴ・レビュー 楽しみにしています。


RAY

>reiさん

こんにちは。コメントありがとうございます。
トムの絵は、振り返ってみたら、毎年、描いていました。
この人を描く時は色鉛筆の色も、自然と薄ーい色を選んでしまいます。
男性には珍しい透明感のある人ですよね。

私の場合は一番好きなのは"Pablo Honey"なんですが、一番聴いた回数の多いアルバムは圧倒的に"The Bends"ですね。

サマソニで"Creep"を演ったのは5年前でしたっけ?
残念ながら私は行っていなかったので、今回の来日で聴けたら嬉しいですね。
10月はOasisの新譜も出るし、なんだか落ち着かないです!


コバ。

来月の単独公演、羨ましいです。
僕は行けないので・・・。

で。今作。
正直、購入当初はピンッと来なかったんですよねえ。
でも、本当にジワジワと味が沁み出して来たんですよねえ。
レディへ史上、最もロックな質感のせいか僕の周りでは、
今作の男性ファンが多いです。
“Fake Plastic Trees”僕も好きです!
でもライブで聴いた事ないんだよなあ・・・。


RAY

>コバ。さん

そうなんですか・・・!
コバ。さんもてっきり、さいたまに観に行かれるかと思ってました。

で、Bendsですが・・・実は私も発売当時は「へぇ、メジャーな音になったねぇ」と、ちびまる子ちゃんのようにつぶやいて、むしろ同時期に出たOasisの2ndの方に心をワシ掴みされていました。
当事は完全にOasisサポーターでしたので。
あと、なぜかこの時期は妙にジャミロクワイにハマっていたんですよねぇ。(今思えばフシギ・・・)

でもそうそう、年月が経ってみると、レディヘ史上、もっとも「ロックな仕上がり」ってところが、結局、私にとっての「人生のマストアルバム」入りした理由です。

"Fake Plastic Trees"、今回の来日でぜひ演ってほしいです!


dokin

今回のツアーは案外 Bends からの曲を多く演っているので Fake Plastic Trees 聴けるといいですね。

>「同意」と言えば済む場面で、"agree(アグリー)"なんて

いますね。そういう人。で、そういう人に限って英語が下手。Fully agree ですよ。あ、オレか。


RAY

>dokinさん

実はdokinさんの怒涛のRadioheadおっかけツアー欧州編(←勝手に命名)でのセットリストを拝見した時に、「おっ結構、Bendsの曲を演っているじゃない!」と、ひそかにほくそ笑んでいました。
"Planet Telex"とか"Street Spirit"なんかも入っていましたよね?
この勢いでぜひ"Fake Plastic Trees"も聴かせてほしいです。

>Fully agree ですよ。あ、オレか。

はは、これ、面白過ぎです。
そうなんですよ、よくいるんですよね、そんな人々。
私はミラ・ジョボヴィッチのようなゾンビハンターになる気力も無く、日々、Totally exhaustedですわ。あ、私もつい感化されました!


U.M.A.

いよいよ、レディオヘッド来日ですね!

僕は大阪公演の方へ行く予定ですが、まだチケット残ってるみたいですね〜(汗)
やっぱり平日は厳しいのかな〜。

とにかくライブまで、どんどん盛り上げていこうと思ってます^^

僕の中でのレディオヘッド最高傑作アルバムはやっぱり、"The Bends"です!


RAY

>U.M.A.さん

ほんと、ついに来月で、楽しみで落ち着かないですね!
「大阪でも追加公演がっ!」って話をしていたのは、GWの頃でしたから、春から一気に秋を迎えちゃいましたネ。

大阪はまだチケット残っているんですか?
東京は追加公演の国際フォーラムも完売らしくて、ひょっとしてRadioheadファンは関東に偏っているんでしょうか?

私も"OK"の方がずっと完成度が高く素晴らしいと分かっていても、"Bends"がやっぱり好きです!


コステロン

失礼します。
BendsもいいですがPablo Honeyの中の
Anyone Can Play Guitarが僕のベストトラックです。
DJするときもMUSEと繋げて選曲することが多いです 笑。


FUJIMIROCK

さてさて,いよいよミサがはじまるようですね(笑)。私も信者の一人ですがミサには出席できません・・。行きたかったなー。レポ,楽しみにしてます!
関係ないですが,私はジェフ・バックリーが大好きなのですが,トムが本作を創るときに,ジェフの影響を公言していたのを聴いた時は,なんかすごく感動したのを思い出します。USとUKの偉大な天才が共振しあうのって,洋楽ファンには堪らないですよね。


RAY

>コステロンさん

コメントありがとうございます。お返事が遅くなってしまってすみません。

"Anyone Can Play Guitar"、音的に私も好きですよ。
「ジム・モリソンになりたい僕」ですね。
ただ、トムが上半身裸でトレンチコートを着てしまっているPVはいただけませんが!

この曲からはMUSEよりも、なぜか私は80年代に一斉を風靡したエコー&ザ・バニーメンというバンドを想起します。


RAY

>FUJIMIROCKさん

あらら、コバ。さんに続きFUJIMIROCKさんもミサ欠席ですか!
ちなみに私も、それこそBendsのツアーで観て以来(確か渋谷公会堂だったような??)なので、現在の信者、もといファン層が読めないですねぇ。

ジェフ・バックリィは恥ずかしながら2年前に初めて聴いたんですが、久々に「イミテーションゴールドではなくて、本物のシルバー」みたいな印象を受けて好きになりました!
声とか、ちょっといつも酸素が足りなさそう(なんだ、それ?)な歌い加減とか、トムとこの人はすごく近い気がしますね。


イリベ

お久しぶりです。
僕はたぶんradioheadの中で1曲だけ選べと言われたらmy iron lungなんですよね。ライヴ・アット・アストリアのビデオがかっこよすぎて…。あとmaquiladoraもなんですが。ちなみにビデオを持ってたんですが、DVDが出た瞬間買いました。笑 まったく信者ですね。

the bendsはアルバムとしても好きです。planet telexでちょっと意外な始まり方をして、the bends、fake plastic trees、bones、nice dream、just、my iron lung、black star、sulkはみなシングル曲レベルだと思います。そしてstreet spiritでの締めが完璧過ぎます。

トムの絵、きれいですね。もとが違うのであれですが、トムのように歳を取れたら幸せなんですけどね。笑


RAY

>イリベさん

こんにちは。お久しぶりです。
アストリアの映像、YouTubeで探しちゃいました。
これですよね?↓ この頃のトムは長髪でか弱そうで、なんだかとっても可愛いかったですね。
http://www.youtube.com/watch?v=xsW7tmK3cWs&feature=related

Bendsのアルバムとしての出来は"OK"と並びますよね。
捨て曲ゼロ、アレンジもかなり凝ったものが多いのに、キャッチー・・・という、わたし的にはローゼズのデビュー盤と並ぶ名盤に認定です。
"Planet Telex"のイントロの、宇宙でプカプカ浮いているみたいな浮遊感も好きです。

イラストへのお言葉、ありがとうございます!トムは上手に歳を重ねていますよね。
ぜひイリベさんも「トムな感じ」に歳を重ねて下さいネ。
あ、でも無精ヒゲだけは、信者の私でもオススメしません!


イリベ

コメントを重ねてすいません。

まさしくその映像です!大学時代は髪型も真似てましたし、ラグランスリーブのTシャツを着たりしてました。僕が女だったら絶対トムに惚れてましたね。笑

maquiladoraも良いですよ。アルバム未収録で、シングルのB面で聴けますが、断然ライヴヴァージョンの方がオススメです。
http://jp.youtube.com/watch?v=bUqLhCZmHp0
動画の0:24あたりを見るとトムの小ささが際だってますます可愛いです。笑



RAY

>イリベさん

>大学時代は髪型も真似てましたし

実はこのサイトに検索で来て下さる方で意外と多いのが「トム・ヨーク 髪型」なんですよ!
やっぱりみんなトムの髪型は要チェックなんですね。
トムは髪型をよく変えますが、私もこのライヴの頃くらいの程良い長髪が一番好きです。

"maquiladora"のYouTube添付、ありがとうございます☆もうイントロのギター音からストライクです。でもって0:24あたりのトムがどこまでも可愛くて、完全KOされました。
さいたまアリーナでも、再度KOしてほしいです!


大島オスカァ

初めまして、素敵なイラストですね。繊細で、Thomのイメージにかちっとハマりました^ ^

確かに横文字が頻繁に飛び交っていますね。ついていくのが大変です。まだ17なのに結構苦労します。。

The Bendsは私のお気に入りの1枚です。
また拝見させていただきます、お気に入り登録もさせていただきますね。


RAY

>大島オスカァさん

はじめまして。ご訪問とコメント、ありがとうございます。

Thomのファンなんですね。17歳ということは現役高校生ですか?
Radioheadファンの年齢層の広さを実感して、なんだか興味深いです。

HNは「海辺のカフカ」にちなんだものなんですね。
私は村上春樹の長編小説は1冊を除いて全部読んだのですが、「カフカ」はちょっとハマれなかった小説だったりします。(ごめんなさい)
ハルキ作品には珍しく、「暴力」と「思春期のぼんやりとした閉塞感」が色濃く出ているところが気になってしまって。
とはいえ、10代で読んでいたらまた違う印象を抱いたかもしれません。

ブログ、拝見しました。
かなり音の趣味が近そうですので、いつでもお気軽にまたいらして下さい!




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