マイナー志向映画紹介UKロック+αライブレポートGALLERYNEWSLINKお問合せABOUT ME

TOP > UKロック+α > Coldplay ”Viva La Vida Or Death And All His Friends”

コールドプレイ 2008Primal Screamのアルバム紹介の際、バンドのイメージをファッションブランドに喩えるとOasisはフレッドペリーで、blurはBEAMSと書きましたが、さらにTravisもブランドに当てはめてみると、変な個性を主張せず、いい意味で“普通”でナチュラル、素直な音作りが魅力である点からさしづめ無印良品といった印象。

それではColdplayをお題に挙げると・・・?
特にニューアルバムの印象からは意外と”ユニクロな感じ”。
分かりやすい楽曲(商品)構成、メディアやCMで上手に”仕掛けた”イメージ戦略でマス・ボリューム層を狙い成功している点、誰もが聴いている(持っている)のに堂々と好きだと言うにはちょっと躊躇させる要素がある点が近い気がします。
ということで、今回はそんなColdplayの新譜を紹介:

Coldplay ”Viva La Vida Or Death And All His Friends”

全世界で1,000万枚以上を売り上げた前作”X&Y”から3年ぶり通算4枚目の新作。 プロデューサーにはついにあのブライアン・イーノを迎えた本作は、こんな方にオススメです:

1.iPod+iTunesのCMを観て、「この人達、誰?」と気になったColplay初心者の方
2.“ロック”な音より”ポップス“寄りでキャッチーな音の方がお好みの人
3.U2は初期の作品よりも、最近のアルバムの方がストライクな人
4.壮大なスケール感があるドラマティックなサウンドが刺さる人
5.シンプルなギターロックよりも、ストリングスなどを多用したシンフォニックな演奏が好きな人
6.Coldplayの過去3作のうち、特に1stと2ndのインディーっぽい印象がイマヒトツ、ピンと来なかった人
7.Coldplayのライヴは観たことがないので、サマソニでチェックしてみようかな?と思案中の方

本国UKでも、またUS、日本でも軒並み好セールスの本作は、アルバム全体の統一感もあり完成度も高く、相対評価という観点では文字通り成功作だと思います。
ただ、絶対評価という観点からすると、私にはどこかピンと来ないアルバムでした。
なぜなら、やや過剰なアレンジと演出過多の印象を受ける曲が多く、U2の“With Or Without You”的な世界の飽和状態に、ちょっとお腹いっぱいになってしまったから。

または「この曲を永遠に脳内オートリピートしたい」的な曲が今回は見つからなかったからかもしれません。
1stでは”Yellow“、2ndでは”Warning Sign“がそれに当たり、これらの曲を存分に聴かせてくれた2006年の武道館でのライヴはすっかり心をワシ掴みされたのですが・・・。

聴いたタイミングも悪かったのかもしれません。同時期にR.E.M.コステロポール・ウェラーと揃いも揃って50歳前後の素敵なオヤジーズ、もといベテラン勢の洗いざらいのシンプルな、聴いた途端に疾走したくなるような“ロック”な音満載の新譜に漏れなく刺さっていた矢先に、Coldplayを聴いてしまったので、それはまるでいくらユニクロで手の込んだデニムを出されても、ジーンズといえばやっぱりリーバイスの501だ!的な気分になってしまったかのような。(← 意味不明ですね、はい)

でもまとまりもあり、非常に聴きやすいアルバムですので、オススメ項目の特に「1」に該当する方はぜひアルバムもチェックしてみて下さい。

イラストはクリス・マーティンがお約束のポーズで歌い上げている姿を絵にしてみました。


FUJIMIROCK

こんばんは。
なるほど!!「ユニクロ」かあ。妙に納得してしまいました!
私はCOLDPLAYのこの“過剰さ”こそが,彼らの武器だと思っていますので,今作の自意識過剰っぷりには,ある意味アッパレを送りたいです(笑)。
こういう盲目的なまでに突き進むバンドって,最近いないですからね。「ビバ!俺!」って感じです(笑)。


コバ。

同じく「ユニクロ」に納得しました。

実はスキニージーンズを所有してまして。
結構気に入っているのですが、外出時の着用を
躊躇してしまう自分がいます・・・。

ちなみに。サマソニ時の妄想セットリストは
オープニングが「Viva La Vida 」で、
アンコールラストが「Yellow」なのですが。
どうでしょう?


RAY

>FUJIMIROCKさん

こんばんは。コメント、ありがとうございます。
はい、Coldplay、前作と今作で私の中では一気にユニクロ化(なんだ、それ?)しました!

確かにColdplayは”過剰さ”ゆえに、小さいハコで細々とライヴをする、青白い「大学生ギターロックバンド」から数年間でスタジアム級のライヴバンドまで成長できたのかもしれませんネ。
この新譜を辛口批評したら、友人からダメ出しもあったくらいで(!)ほんと好評みたいですねぇ。

「ビバ!俺!」ってピッタリ過ぎてツボです。


RAY

>コバ。さん

コメント、ありがとうございます。

>結構気に入っているのですが、外出時の着用を躊躇してしまう自分がいます・・・。

はは、俗に言う「ユニバレ」というものですね!
でもユニクロのボトムスは良くできた製品が多いと思います。

サマソニの妄想セットリストは的中ではないでしょうか?
なんか最後は"Yellow"で黄色いバルーンがプカプカ浮いてしまうような予感が(笑)
サマソニではクリスのクリクリ頭もしっかり見てきて下さいネ!


イリベ

こんばんは。ColdplayはときどきBGMとして流すという程度であんまり深く聴いてないのでコメントしようかどうか迷ったんですが、
>やや過剰なアレンジと演出過多
というのは僕は好きなんですよね。何しろMUSE大好きですから。
まあMUSEの場合は「やや」でなく「かなり」過剰なアレンジと演出過多ですが。
Coldplayの新作、この記事のおかげでちょっとチェックしてみようという気になりました。


RAY

>イリベさん

こんばんは。コメント、ありがとうございます。
実はColdplayの新譜、最初にタワレコで視聴した瞬間に「なんかMuseファンの人が刺さりそう・・・」って思いました。
かなりシンフォニックなアレンジが多く、映画「地獄の黙示録」の中で流れるワーグナーの曲(「ワルキューレの騎行」ですよね?)を連想させるような曲がかなりあります。

ということでMuseファンのイリベさんにはオススメです。
ただ、そんなColdplayの新譜も「過剰なアレンジと演出過多」の王者Museにはまだまだ及ばず、インダストリアルなギターのギュィィーンって音はまだ登場していませんが!


Elijah

RAYさん、こんにちは。
oasisとCOLDPLAYの過去記事を読ませて貰いました。
実は以前からクリスのイラストを書いているのを見たかったのです。
うん。素直にイイ感じのイラストだなぁと思いました。
見事に特徴を掴んでいますね!

今回、2.4.5.6.に該当しました。
6.の2ndは好きですけどね。

ユニクロ表現…なんだか解るような気がします。
僕は勝手にR.NEWBOLD寄りのPaul Smithを当てはめていました。
↑はい、ボキャブラリ不足です。笑


RAY

>Elijahさん

こんにちは。
ちょっと連日の残業モードでグッタリしていてお返事がとても遅くなってしまってごめんなさい!

クリスのイラスト、見つけて下さってありがとう☆
前にお伝えの通り、実は以前はライヴレビューもアップしていたんですが、その時描いた絵も文章も捨ててしまってもう無いんですよね・・・
でも、クリスの絵はそのうち、正面から捉えたアングルでまた描いてアップしたいと思ってます。

>今回、2.4.5.6.に該当しました。

あ、なんかとても分かる気がします。
Elijahさんは、映画も音楽も、さりげなく様式美が垣間見られるものに惹かれやすいのではないでしょうか?

>僕は勝手にR.NEWBOLD寄りのPaul Smithを当てはめていました。

はは、どちらかと言うとR.NEWBOLDはblurっぽいかな?
余談ですが、R.NEWBOLDは割と好きなテイストです。

クリスは音楽性は「マス・ボリューム・ブランド」的ですが、ファッションは実はアルマーニのスーツとか似合ってしまう人のような気がしますネ。




この記事のトラックバックURL : http://sketches.blog93.fc2.com/tb.php/150-204ee14d

美しき弱虫

先のオランダ旅行の際、Amsterdamの宿で、COLDPLAYが好きだというアメリカ人に会いました。OASISが好きなアメリカ人には以前何人か会ったことがありますが、それ以上にCOLDPLAY好きのアメリカ人は嘘くさいよ。僕は彼に言いました。 ”Awesome Jap.” という言葉を頂きまし...

ABOUT THIS SITE

文・イラスト:RAY
「RAY's Favorites」は自作イラスト付で、とっておきの音楽や映画との出逢いを 綴っていくサイトです。
”こんな人にオススメ”とピックアップした条件に該当した方は、ちょっとそのCDや映画をチェックしてみて下さい。
RAYについて詳しくはこちら

ARTICLES & SITE MAP

  • 全記事一覧

RECENT ENTRY & COMMENT

RECENT TRACKBACK

ATTENTION

※本サイトにて使用している文章・画像等の無断での複製・転載は一切禁じております。掲載イラストの著作権は本サイト管理人RAYに帰属します。