
女性はよく占いや、他人からのクチコミなどに影響される方が多いかと思いますが、私の場合は、一切他人の意見は聞きません。
威張って公言することではなくむしろ反省すべき要素ですが、でも生来の気質なので仕方ありません。
いくら北だか南だかに黄色い物を置くと運勢が変わるよと言われても、私はブルーが好きだ!と思ったら置くのはブルーのアイテムだという、どこまでも“Supersonicな女”です、はい。
世間で話題のバンドの新譜でも、仮に
トム・ヨークが絶賛していても、某洋楽雑誌がイチオシしていても、自分で聴いてみて「ピン!」と来ない限りは買いません。
そんな私がタワレコで視聴ブースを占拠した挙句、「ピン!」と来て即買いしてしまったこのバンドのデビュー盤を紹介します:
Cajun Dance Party “The Colourful Life”
ケイジャン・ダンス・パーティは平均年齢17歳(なんと高校生!)。 ロンドン発のギター・ロック・バンド。
ポスト・
アークティック・モンキーズとの声も挙がるこの5人組は、早くも「2008年を代表するバンドになる」とまで言われているようですが。本作はこんな方にオススメ:
1.ギターはやっぱりカッティングとアルペジオだ!そこに切ないメロディーが乗って「若干でも」スミス的な音を聴かせてくれればとりあえず合格!・・・という方
2.ダンス寄りのUKロックバンド増幅状態に食傷気味で、直球のギター・ロック・バンドを渇望している人
3.元Suedeの
バーナード・バトラーがプロデュースしていると聞いたらチェックせずにはいられない人
4.Clap Your Hands Say Yeahや最近のベル&セバスチャンあたりが好きな人
ヴォーカルの声がアクモンのアレックスに似ていると言われているようですが、おそらくロンドン訛りの英語の発音が似ているだけではないでしょうか?
どちらかと言うと、ザ・キュアーのロバート・スミスの声をさらにひっくり返した感じ。
その声でThe Smithsの"Big Mouth Strikes Again"を歌って、かなり演奏を荒削りにしたような・・・って、おいおいけなしているのかよ?と思われそうですが、でも「悪くないな」と思いストライクです、このアルバム。
UKで話題をさらったシングルはこちらから聴けます →
Cajun Dance Party - The Next Untouchable「
スミスっぽいと音楽メディアで祭り立てられているけど、スミスには到底及ばない」と思う方もいるでしょうが、及ばなくて当然ですし、及ぶ必要も無いのです。
そもそもスミスとこのバンドに求められている役割は違うので。
それは文壇に喩えれば、村上春樹が新作本を出す時と、綿矢りさが19歳で受賞した芥川賞作品「蹴りたい背中」の次作を発表する時に、読者から期待される役割はまったく違うというのと一緒だと思います。
マーケティング的に言えば「来年も5年後もスミスや
Stone Rosesを聴いていたい層」と「
リバティーンズもアクモンもケイジャン・ダンス・パーティも聴いてしまう層」とではマーケットが異なります。
正直、私は前者です。でも異なるマーケットのユーザー層にも「ピン!」と来させてしまうことができるのが、「未完成なるものの魅力」ではないでしょうか?
イラストはバンドの5人を描いてみました。
キーボードの女の子が着ている赤白ドットのスカートが、描いていて妙にツボでした。
ケイジャンのイラスト最高ですね!ホント,RAYさんの描くイラストは素敵だなあ。
私も,このバンドは,スミスやローゼスのように長く愛されるバンドだと思います。ゆっくりじっくり育ってほしいバンドです。