
「4月5日は何の日?」と聞かれたら、「入学式の日」と答えるのが世の定番のような気がしますが、私の場合はカート・コバーンの命日を思い出します。そして
カート・コバーンとセットで想起されるのが、リバー・フェニックス。
カートが亡くなった前年の夏にコカインの過剰摂取で23歳という若さで生涯を閉じたリバー。
今回はリバー・フェニックスが主演した、出逢いと別れが交錯する春という季節にぴったりな映画を紹介します。私が彼を好きになったのも、この映画でピアノを弾く姿の繊細さに惹かれたのがきっかけでした。
「旅立ちの時」(Running on Empty)
60年代の反戦運動を契機に、FBIからテロリストとして指名手配されてしまった両親を持つ少年ダニー(リバー・フェニックス)。 彼は両親と共に名前を変え、警察の追っ手を逃れて各地を転々とする日々だった。
ある時、ニュージャージーの田舎町に引っ越してきたダニーは、この地の学校で音楽教師のフィリップスにピアノの才能を認められ名門音大への進学を奨められる。
やがてフィリップスの娘ローナとも出逢い惹かれ合うが、ダニーは両親との逃亡生活を続けるために、音楽への夢もローラへの想いも断念しようとし・・・。
「十二人の怒れる男」「狼たちの午後」「評決」などヒューマンな社会派名作を数多く作り出したシドニー・ルメット監督の作品らしく、本作も地味ながら静かなる秀作。素晴らしい作品です。
この作品はこんな方にオススメ:
1.
「善き人のためのソナタ」のような静かな涙を誘うヒューマンドラマに惹かれる人
2.リバー・フェニックスを越える俳優はいまだに出てきていない!という意見に激しく同感な人
3.「妹の恋人」「ギルバート・グレイプ」のような、家族をテーマにした小作品がストライクな人
4.新年度だと言うのに漠然とした悩みを抱える日々で、このままでは五月病に突入しちゃいそうなくらい気分が停滞モードな人(この映画を今すぐ観ましょう!夢のために静かに第一歩を踏み出したい気持ちになれます。)
5.G.W.にレンタルしたい映画を今、物色中の方
6.忘れられないくらい大切な「初恋の想い出」がある人
7.「相手を思うあまり、結局のところお互いを縛ることになってしまいがち」なことが多くツライなぁと感じる今日この頃な人
8.ピアノが弾ける男性に弱い女性
余談ですが私は「1」、「2」、「3」が思い切り該当です。リバー・フェニックスの透明感溢れるナチュラルな魅力はいまだに色褪せないなと、この映画をWOWOWで再観賞して実感しました。
「8」も実は結構ストライクで、幼少の頃から脳味噌筋肉系の体育会的な男性はどうも苦手で、ピアノやギターを弾いてしまう人の方が刺さります。まあトッティよりも
トム・ヨークに1票ってことで。
(意味不明な方はwikipediaで「トッティ」を検索しましょう。)
イラストはリバー・フェニックスがピアノを弾いているシーンを絵にしてみました。
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旅立ちの時
旅立ちの時 Running on empty