
仕事柄か、たまにバンドのイメージをファッションブランドに喩えると妙に納得できることがあります。
たとえば
Oasisは眉毛兄弟の粗野な言動とは裏腹にUKロックの王道を行く音で、ファッションで言えば老舗の英国ブランド フレッドペリー。
一方、
blurはデーモンの実験的音楽志向とグレアムの奔放なギターのブレンドから、ミックステイストのセレクトショップ BEAMS。
Radioheadはやっぱりギャルソンかヨージ・ヤマモト。
「ではポール・スミスに喩えたくなるバンドは?」と言うと、私の中ではプライマル・スクリームです。
王道ギターロックにサイケやブルース、エレクトロニカまで自在に融合させる音作りは、トラッドをベースにしながらも、とんでもない色使いやスタイリングでシーズン毎の話題をさらうポール・スミスに通ずる印象。そんなプライマルの特に私的必聴盤2枚を紹介します:
★"Screamadelica" (スクリーマデリカ):1991年プライマル・スクリームはボビー・ギレスピーを中心に82年にグラスゴーにて結成。 ボビーが
ジーザス・アンド・メリー・チェインにも一時期在籍していたことは有名な話ですが、プライマル自体を一躍有名にしたのが、この浮遊感溢れる3作目のアルバム。こんな方にオススメです:
1.
Stone Roses、Happy Mondays、シャーラタンズ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのうち、好きなバンドが2つ以上該当する人
2.浮遊感のあるサウンドが大好物な人
3.30歳を過ぎてもクラブ通いの生活から抜けられない、アシッド/ハウス好きの団塊ジュニア(男女問わず)
4.「ロンドンの陰鬱な空」みたいなシューゲイザーの音よりも、カラフルでサイケなPVと音に1票って方
5.意外とダンス系の音もイケルという守備範囲の広いUKロックユーザー
6.今年のフジロックに出演するバンドはとにかく予習しておきたい洋楽初心者
キャッチーで聴きやすく、フワフワとした浮遊感が妙に心地よいアルバムです。
特にオススメの曲は"Loaded"、"Movin’ On Up"、そして"Come Together"。
こちらから視聴できます →
Primal Scream - Movin' On Up★"Riot City Blues"(ライオット・シティ・ブルース):2006年こちらは賛否両論となった2006年発表のアルバム。15年経ったら、"Screamadelica"のプライマルは何処へ?という感じで、180度反対の硬派でレトロなガレージロック風の歌と、ジャリジャリしたギター音炸裂。
でも私はどちらのプライマルも買いですし、2枚ともかなりヘヴィーローテーションしてきました。
本作はこんな方にオススメ:
1.ストーンズの曲では"Brown Sugar"が一番好きな人
2.今、とにかくストレートなロックンロールを体感したい!という男性
3.癒しの音楽よりも気分がスカっとするようなサウンドをお探しの方
余談ですが、私がプライマルのシングルで一番好きな曲は実はどちらのアルバムにも入っていません。
それは94年にシングルカットされた"Rocks"で、まるでT-REXの"Get It On"をストーンズが演奏しちゃった、みたいなカッコ良さ(なんだ、それ?)です。
ボビーの長髪が微妙にイケていない映像はこちら →
Primal Scream - Rocksイラストはボビー・ギレスピーを、YouTubeの映像を観ながら描いてみました。
Yoshitaka
FUJIMIROCK
プライマルのお薦め2枚。どちらも名作ですよね。まあ,プライマルの作品に駄作らしい駄作はないですね。
個人的には1stと2ndも外せません。
フジロックは常連ですが,今年も楽しみです。
RAY
コメント、ありがとうございます。
あ、やっぱりblur=BEAMSって感じるのは私だけではなかったのですね!
blurはわたし的にはかなり高評価バンドで、活動再開をコッソリ願っています。
RAY
こんばんは。FUJIMIROCKさんも過去記事でScreamadelica、紹介されていましたネ。
そうそう、プライマルってすごいファンではないけど「結構」好きで、意外とハズせないバンドです。
この「結構」は英語で言う"considerably"で若者用語的には「かなりぃ」って感じでしょうか?(笑)
フジ、羨ましいですねぇ。私は虚弱体質のため参戦したことが実は無いのです。
でも万が一、ポール・ウェラーとコステロとU2が出演・・・なんて年があれば一度、苗場入りしてみたいものです。
U.M.A.
ファッションに例えるお話、大共感してしまいました^^
Oasisのフレッドペリーはなるほど〜、と思いましたし、RADIOHEADはギャルソンかヨージヤマモトって感じです!
あの〜、ちなみになんですけど、ヨージさんってY'sのデザイナーの人ですよね?(汗)
RAY
こんばんは。コメント、ありがとうございます。
はい、正解です!ヨージ・ヤマモトはY'sのデザイナーです。
ファッションに喩えるのは、やり出すと止まらなくて、たとえばTravisはクセの無い素直なメロディーがウリなので、無印良品ってイメージかなとか。
もう、いい加減にええわってツッコミが入りそうですが(笑)
rei
こんな喩え方。 RAYさんのセンス無くしては出来ませんね☆
全部納得しちゃいましたw。
プライマルはどのアルバムもそれぞれ好きです。
ポール・スミスって喩えが堪らなかった☆
大好きですポール・スミス♪
現実は体系が小柄でガリガリな故、なかなか身につけられませんが(涙)。
RAY
レスが遅くなってしまってすみません!
プライマルはアルバム毎にテイストが違ったりもしますが、ハズレは無いですね。
初期の1〜3枚目までの「グラスゴー出身なのにマッド・チェスターな感じ」といった印象の音も結構好きでした。
ポール・スミスは洋服だけでなく小物も気の利いたカラーやデザインのモノが多くていいですね。
ついでにショップでUKロックが流れている率が高い点も高ポイントです!
イリベ
僕としてはプライマル・スクリームもギャルソンでいい気がします。レディオヘッドは、ギャルソン・オム・プリュスで。ブラーはイッセイ・ミヤケでもありかなとか思いましたが、でもビームスも確かにぴったりですね〜。
RAY
こんばんは。
「レディオヘッドは、ギャルソン・オム・プリュスで」って喩えがストライク過ぎです。
一本やられたって感じですネ!
blurというかデーモン自体の音楽的姿勢がイッセイっぽいかもしれません。
あと私の中では元PULPのジャーヴィス・コッカーも結構イッセイっぽいイメージです。
dayz
この日記を読んでいて、深く共感しつつも、全然関係ないことを思い出したので、書いて見ます。
先日、マイワイフと外人バーに行って呑んでおりました。
仲良くなったイングランド人と話していて、プライマルスクリームの名前がどうしても思い出せませんでした。
最近のヒット曲「countrygirl」を歌ってみても、僕の発音と音痴さで全くわからないご様子。
僕も結構酔っ払っていて、脳みそのシナプスがかなり千切れ気味だったのですがね。
そのまま、悶々として、帰ってました。
次の日の朝起きたら、簡単に思い出せたので、結構酔っ払っていたと思われます。
RAY
お久しぶりですね。コメント、ありがとうございます☆
"Country Girl"の歌が歌えてしまったのに、バンド名は「私の頭の中の消しゴム」が登場して飛んでしまったというシチュエーションが、なんだか村上春樹の小説的ですね。
ちなみに"Riot City〜"のアルバムの中では、"Dolls"も"Country Girl"と同じくらい好きです。
飲み過ぎには気をつけましょう。
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