
洋楽を聴き始めたのは中1からでしたが、最初の頃は普通にキャッチーでポップなものを聴いていた気がします。
それが今のようにUKギターロックや、メジャーコードよりもマイナーコードの浮遊感のあるサウンドに惹かれるようになったきっかけは、その後、New OrderとThe Jesus and Mary Chainを初めて聴いた時。
連日、大音量で"Blue Monday"と"Never Understand"がリピート再生される娘の部屋に、辟易した様子で現れた母親の一言:
「あなた、お経みたいな音楽ばかり聴くのは、いい加減にしなさい」
ということで元祖・お経バンド、もとい元祖シューゲイザーの雄、ジザメリのデビュー盤を、サマソニ参戦に備えて紹介します:
The Jesus and Mary Chain “Psychocandy”
ジーザス・アンド・メリー・チェインは、84年、メイン・ヴォーカルのジム(弟)とギター&バック・ヴォーカルのウィリアム(兄)のリード兄弟によって結成されたグラスゴー出身のバンド。 99年活動休止、2007年再開。
トリップしそうなくらいの轟音フィードバック・ノイズで彩られたギター音に、切ないメロディと歌声が乗るというギャップが魅力で、
Radioheadの"Creep"にも通じるようなサウンドを聴かせてくれます。
プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーも、当時、ドラムを叩いて参加していた、この85年のデビューアルバムはこんな方にオススメ:
1.映画
「ロスト・イン・トランスレーション」を観て「最後に流れた曲って誰の歌?何て曲??」と気になってネット検索してしまった人
(同アルバム中の"Just Like Honey"が起用されていました!)
2.マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン、RIDE、Sonic Youthなんかも好きな人
3.「サマソニにジザメリ出演!」という音楽ニュースを知って「ジザメリって誰?」と思ったU-23世代の方
4.60年代っぽいメロディーの、どこかノスタルジーを感じさせる歌が好きな人
5.The Stone Rosesの"Fool's Gold"あたりも好きな人
6.「単なる甘く切ないサウンド」も「ただパンクっぽくてウルサイだけの音」もピンと来なくて、両者が程良くブレンドされた音に惹かれる人
余談ですが我が家では相方がシューゲイザー嫌いで、マイブラやジザメリのPVを観ると必ず、
「こいつら、ずっとうつむいて床を見つめながら歌っているくせに、突然、神の啓示を受けたみたいに天井を見て歌いやがる」・・・と大きなお世話的発言をしますが、「シューゲイザー」はまさに「シュー(SHOE=靴)」を「ゲイズ(GAZE=見つめる)」する人達・・・というのが語源だったんですね。
ジザメリとの出逢いの後、私は
スミス、
ストーン・ローゼズ、
Oasisにハマってすっかり「マンチェスターへの道まっしぐら」になり、次第にジザメリを中心としたシューゲイザーのバンド群達からは遠ざかっていきました。
でも今聴いても、このデビュー盤の特に"Just Like Honey"は名曲だと思います。
この曲の映像では、か弱そうな様子でプライマルのボビーが太鼓を叩いている貴重な姿も拝めます!
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The Jesus and Mary Chain - Just Like Honeyイラストはデビュー当時のリード兄弟を描いてみました。
このモサモサした髪型といい、PVでの黒尽くめのファッションといい、”That’s 80年代”な感じがなんとも言えず刺さるなぁとウケてしまった方は、私と同世代ということで。