
どうも2000年以降のUKロックがピンと来なくて、The Viewもクラクソンズも
アークティック・モンキーズも頭の中でセットになってしまうことがあります。まるで「嵐」と「NEWS」と「KAT-TUN」の区別がつかない世のお父さん達のように。
2001年にUSからストロークスが、2002年にはロンドンからリバティーンズが登場した頃に私がハマっていた音楽は、なぜかダフト・パンクの"Discovery"でした。
ということで長いことスルーしてきたバンドのうちの一つ、リバティーンズをしっかり聴いてみたら意外と悪くなかったので紹介します:
The Libertines “Up The Bracket”
ピートとカールを中心に98年に結成されたロンドン出身のザ・リバティーンズ。 本作は元The Clashのミック・ジョーンズのプロデュースによる2002年のメジャーデビュー第1作。
第1作・・・と言いながら、この連中、次のアルバムで全英1位に輝いたにもかかわらず、その発売年の2004年にはピートのドラッグ問題などが原因で活動休止(事実上の解散)状態。
アルバム2枚でUKロック史に名を刻んでしまったという意味では私の大好きな
The Stone Rosesと双璧です。
このアルバムはこんな方にオススメ:
1.The Clashの"Should I Stay or Should I Go"のように、パンクにノスタルジーを振りかけたようなサウンドが好きな人
2.The Jamのアルバムでは"In the City"よりも"All Mod Cons"以降の作品が好みの人
3.ロンドン訛りの英語が刺さる人
4.映画
「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」の主役二人のヴィジュアルがまさにタイプ!と思った女性
5.
「バッファロー‘66」や「トレイン・スポッティング」あたりの映画のセンスと世界観が好きな人
6.世の中には「Cool(カッコイいい)なもの」と「Coolでないもの」の二者択一しかないので、自分はいつも「Coolなものを見つけたいんだ!」と声を大にして言いたいU-23世代男性
どうせジャカジャカしたギター音の単純パンク系でしょ?という私の先入観を大きく裏切り、意外と楽曲も良く、アレンジも多彩、どこかレトロ感を感じさせる王道UKロックです。
80年前後のパンク勢のオイシイところだけを拾い上げて、自分流に料理したサウンドといった印象。
ファッションに喩えると、ポール・スミスで買った今年の流行モノ的なアイテムに、古着屋で買ったヴィンテージデニムを上手くコーディネイトしている「テイストミックスな僕」といったところでしょうか?
私のオススメの曲は「野球帽をかぶった米国かぶれのイギリス男ほど悲惨な光景は無いね」というシニカルな歌詞がツボな"Time For Heroes"。こちらから視聴できます。
→ The Libertines "Time For Heroes"イラストは左がカールで右がピートです。
この二人、共に若い女性に大人気のようですが、ヴィジュアルもキャラも真逆です。
繊細で美少年系、やや蔭りのあるカールに対して、破天荒で奔放なのに、甘えん坊で“究極のだめんず”ピート。まあ、blurのデーモンとOasisのリアムが一緒にバンドを組んでしまったようなものですね。
ちなみに私は言うまでもなく、カールの方がタイプです。
リバティーンズ,なにやら最近ベストアルバム(オリジナルアルバム2枚しかないのに・・)出したり,もう既にオリジナルアルバムが再発になったりと,レコード会社が早々と伝説化し,もう一儲けしようとしている感があって,なんだかなあ・・って気がしなくもありません。
でも,久々にUKに現れた破滅型ヒーローでしたね。大好きでしたよ。