
一年は早いもので、昨年の今頃は前職場(カンチガイ系大手外資系企業)を去ることを思案していた時期でした。その頃の私は「もはや会社がマトリックスであることに気づいてしまい、ザイオンへの脱出を心に誓ったネオ」といったトコでしょうか?
エージェントスミスに追われることもなくなった今は、仕事帰りに、クリスマスモード一色になった街のウィンドウディスプレイに目を留める余裕もあったり。
ということで、クリスマスの時期にぴったりな120%「愛」が詰まった映画と、年末の忙しい時期にちょっと癒されたい気分の方にオススメな作品の2本を紹介します:
★「ラブ・アクチュアリー」(Love Actually)「フォー・ウェディング」「ノッティング・ヒルの恋人」の脚本家リチャード・カーティスが描く、クリスマスを前にした総勢19名のささやかな愛のエピソード&人生スケッチ。
いわゆる群像劇ですが、かなりの豪華キャスト。 19名の登場人物はたとえば・・・
■秘書への恋心に悩む弱気な英国首相 ヒュー・グラント → 目尻がシワだらけでも笑顔が素敵です。
■最愛の妻を亡くした悲しみを越え、義理の息子の初恋を応援する優しいパパ リーアム・ニーソン
→ 「STAR WARS」のマスターは父親としても偉大でした。
■婚約者の親友から恋心を抱かれてしまうキーラ・ナイトレイ
■弟に恋人を寝取られてしまった作家 コリン・ファース
■クリスマスソングで復活をはかろうとする、往年のロック・スター ビル・ナイ
→ 某海賊映画でタコ男になっていた時とは大違いの、お茶目で素敵なオジサマぶりを発揮。
この作品はこんな方にオススメ:
1.「人生は意外と、素敵な偶然の積み重ねで成り立っている」という意見に激しく同感な人
2.
「パリ、ジュテーム」のような映画が大好きな人
3.
「トリノ、24時からの恋人たち」「フォー・ウェディング」あたりも好きな人
4.いかにも恋愛映画という作品より、家族、友情といったいろんな愛が詰まった映画の方が心惹かれる人
5.今年のクリスマスに一緒に観賞したら、カノジョの心をワシ掴みにできそうなDVDをお探しの男性
6.年末のこの時期は人恋しくなる季節なので、観た後に温かい気持ちになれる映画求む!という方
私のお気に入りは、ビル・ナイが老いぼれたロック・スターに扮して、Wet Wet Wetの"Love is all around"のカヴァーを歌うエピソード。
このPVが故ロバート・パーマーの"Addicted to Love"の完全パロディで笑えます。
ロバート・パーマーと聞いて「おおっ Power Station!」と連想した方は私と同世代ですね。
→ Robert Palmer "Addicted To Love"★「ナイト・オン・ザ・プラネット」(Night on Earth)こちらは私の大好きなジム・ジャームッシュ監督の91年の作品。
5カ国5都市で同日の同時刻に起こる、「一期一会」的な5つの物語を綴ったオムニバス。
5話とも、あるタクシードライバーとその乗客が乗車してから降りるまでの、ささやかな人間模様を描いており、
奔放な女運転手、
ウィノナ・ライダーとハリウッドのやり手エージェント、ジーナ・ローランズの対比が面白いNY編、「ベティ・ブルー」のベアトリス・ダルが盲目の乗客を演じ、シニカルだけど心に響く物語を見せてくれるパリ編など、短い中にギュっと魅力が詰まったエピソード満載です。この映画はこんな方にオススメ:
1.人間観察が大好きで、スタバなんかで一人でお茶していても、周囲にいるカップルやOLの集団を、ついつい観察しがちな人
2.人生は人それぞれ、幸せのモノサシも人それぞれ、決して相対評価では量れないなぁとふと思うことがある人
3.他愛無い会話の中に、ちょこっとだけ人生の重みが見え隠れするようなお話が好きな人
4.大爆笑するような笑いより、クスっと笑えるユーモアと、エスプリ、ペーソスといった要素に弱い人
5.情熱的なマインドとは無縁で、いつもゆるーく、のんびり生きていたい人
忙しい毎日の中、ちょっとひと休みしたい気分の方には特にオススメです。
イラストは「ナイト・オン・ザ・プラネット」のウィノナを描いてみました。
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『ラブ・アクチュアリー』(2003)
★ 『ラブ・アクチュアリー』
ラブ・アクチュアリー